長崎工業会と長崎商工会議所、長崎県工業連合会は、高校生による地場企業見学会である「“長崎の仕事発見”企業見学バスツアー」を実施しました。
この事業は、地場の優れた企業をＰＲし、働く場所としての魅力を理解してもらうことで高校生の県内就職促進と地場企業の人材確保を図るもので、５年前から実施しています。１０月２３日は、長崎工業高校の電子工学科、２９日は同校情報技術科の学生を対象に実施しました。
電子工学科の１年生４０人は長崎市と諫早市の企業３社を、また情報技術科の１年生４０人は長崎市内の５社を訪問。各企業の業務内容や経営方針などの説明を受けたほか、職場を見学するなどしました。
このうち㈱日本ベネックスでは、再生可能エネルギーと電気自動車のリユース蓄電池システムなどを組み合わせてエネルギーの効率利用を目指す「みらいの工場」プロジェクトを見学。リユース蓄電池システムの容量４００ＫＷが一般家庭１か月分ほどの電力量に相当することを説明されると驚きの声が上がっていました。
参加した生徒は、普段は見ることができない働く現場を見学し熱心に質問するなど、地場企業への関心を高めていました。

リユース蓄電池システムについて説明を受ける生徒