長崎工業会ほか、佐世保、諫早、松浦市の4工業会で構成する長崎県工業連合会は、長崎県の中村知事へ、工業振興施策に関する提言を行ないました。
提言は、人材確保や人材育成、新産業の育成、企業の高度化促進、工業会活動への支援についての5項目が盛り込まれており、当日は、西会長ほか県連合会の副会長が県庁を訪れ、中村知事へ提言書を手渡しました。
人材確保について中村知事は「いかに高校生や大学生の若者を地元に定着させるかに力を入れている。高校生は上向いてるとは言え全国平均に比べるとまだ低く、大学生はさらに厳しい。一度は県外に就職、進学したいという気持ちは理解できる。一度出た人にいかに戻ってきてもらうか、情報発信の強化や学校などとの情報共有が必要だ」と述べました。
さらに造船・プラントや航空機産業など県が定める成長ものづくり5分野の振興に関連して「誘致企業は地場での調達を希望しているところが多い。長崎の各企業の技術を活かしてサプライチェーンを構築したい。そのために産業界の皆さん密に情報をやり取りしたい」と述べました。
中村知事(左)に提言書を手渡す西会長