長崎工業会及び長崎商工会議所では、講師に㈱ビジネス・ナビゲーター主任コンサルタントの橋本謙二氏を迎え、ものづくり関連企業を対象とした「品質管理セミナー」を開催。セミナー当日は、管内の製造業事業者など、8人が参加。さらに、eラーニング形式にて後日、視聴可能な体制とした。
本セミナーは、製造現場における品質管理に関する知識を深めることを目的に、毎年実施しているもので、今回は、品質管理検定(QC検定)の対策も一部、内容に取り入れた。
セミナーでは、まず品質管理の導入の歴史にはじまり、品質の定義や種類、課題解決の手法について説明。講師は、「顧客第一主義に徹して、プロセスで管理することが基本。また、源流管理として、開発段階・製造段階で予想される問題を排除するべきである」と話した。
後半は、正規分布表や工程能力指数といった統計に関する用語や計算方法の説明のほか、品質特性データを解説し、問題解決を行なうために活用する手法である「QC7つ道具」について解説が行なわれた。
受講者からは「品質管理の重要さを改めて確認することができた。検定対策の説明も丁寧で、受験に向けて知識を整理できた」といった意見が聞かれた。