長崎工業会は、高校生の県内就職促進および地場企業の人材確保を支援することを目的に、「“長崎の仕事発見”企業見学会」を開催した。

この事業は、８年前から実施しているもので、本年度は、長崎工業高校・瓊浦高校・島原工業高校の主に１年生を対象とし、全１１日間で、延べ36社を見学予定となっている。

９月１４日（水）には、長崎工業高校の電子工学科・１年生４０人が時津町と諫早市の企業３社を、また１０月６日（木）には、瓊浦高校の機械科・１年生８０人が長崎市と諫早市の５社を訪問。各企業の業務内容や経営方針などの説明を受けたほか、実際の職場を見学するなどした。

このうち、㈱長崎鋼業所では、強みである製缶加工の「曲げ」の設備や技術について紹介があり、実際に熟練工の作業現場を見学した。また、㈱菱計装では、防衛機器や宇宙機器に関する業務について説明があり、生徒らは、熱心に質問するなど、関心を高めていた。

今回参加した生徒らからは、「今後の進路選択に生かしたい」「学校での学びに生かしていきたい」などといった声が挙がっていた。

▲工場内の説明を受けたのちに質疑応答を行なう生徒ら