長崎工業会と本所造船・機械・工業部会は、地元高校・大学との県内就職促進等に関する意見交換会を開催。学校側からは、長崎工業高校、長崎鶴洋高校、瓊浦高校、長崎明誠高校の４高校と長崎大学が出席。産業界からは製造業・情報系企業など、行政より長崎県・長崎市など、計53人が出席した。
各校から来春卒業予定者の動向や本年度の取り組みについて説明があった後、２つのグループに分かれて、意見交換が行なわれた。
今回の意見交換では、企業側より、「学生が県外に進学や就職をした後に、家庭の事情などでUターン就職を希望する際に、相談を受けることが出来る窓口を学校で持ってほしい」といった声や「進路に悩んでいる学生には、求人票に記載していること以外の情報についても伝えてほしい」といった意見が述べられた。
学校側からは、最近の学生の動向として、「入社後に自立した生活ができることの説明やキャリアプランの見える化などを行なうことが望まれている」との声があったほか、従来の企業と学生の接点に加えて、長期休業中における製造業等へのアルバイトを可能にするなど、独自の取り組みについても紹介が行われた。
また、行政側からは、「県外企業が積極的に採用活動を仕掛けてきている。今後ますます激化してくることが予想されるので、地元企業もネット等を活用してPRしてほしい」との要望あった。

▲各校の来春卒業予定者の動向を聞く参加者