本会と本所造船・機械・工業部会は、長崎市長との製造業等振興に関する意見交換会を開催し、鈴木史朗市長をはじめ、長崎市経済産業部の職員と、本所から部会役員、長崎工業会正副会長企業ら合わせて18人が出席した。
本事業は、地域の製造業等が抱える課題を長崎市と共有することで、施策に反映してもらうことを目的として、毎年開催しているもの。今回は、「人材の確保・育成」「地場企業の振興と新産業の創造」の2つのテーマについて意見交換を行なった。
企業側より、「県外大学生のUIJターン就職を促進するような施策を」「今後さらに増える外国人材への自治会等を通じた生活面へのフォローを」「大島造船所・香焼工場の操業度などの情報共有」などについて、意見が挙がった。
鈴木市長は、「県が連携協定を結んでいる大学の学生を対象としたマッチメイキングのための場づくりをしていきたい。また、三菱重工業総合研究所のカーボンニュートラルパークの社会実装化への協力や長崎ベイエリアのカーボンニュートラルポートの形成支援に取り組んでいきたい」と話した。
そのほか、「外国人材への技術指導支援」「SNSによる就職活動生との双方向のコミュニケーション」などをテーマに有意義な議論が行なわれた。
▼「人手不足への支援を展開していく」と鈴木市長